一括査定とは
一般的に一括査定は、買い取ってほしい商品の簡単な情報を提示した上で複数の買取業者が一斉に査定価格を提示してくれるというサービスになります。そのため査定額を比較しながら、自分が希望する買取価格に近い業者を選ぶことができるところが特徴です。
時計買取での一括査定の場合は少し特殊な流れとなっていて、まず一括査定サービスを実施している業者に買い取ってほしい時計を一旦預けます。その後オークション形式で一括査定サービス業者が提携している複数の買取業者やバイヤーに入札してもらい、一番高い査定価格を提示した業者またはバイヤーに買い取ってもらうのです。そして買い取ってもらった金額を、そのまま時計買取した人が受け取るという形になります。
このため一括査定サービス業者によっては海外の買取業者やバイヤーが入札する場合もありますし、自分たちで買い取ってほしい業者を比較検討するわけではないところが一般的な一括査定サービスとの違いです。
一括査定のメリット
時計買取の一括査定を利用するメリットは、高く買い取ってもらえる可能性が高いところです。
通常の時計買取業者を利用すると、買取対象の時計の相場価格から買取業者の利益を差し引いた金額が査定価格として提示されます。そのため買取業者によってどの程度利益を差し引いてくるのか異なってくるため、買取価格も異なってくる傾向があるのです。一括査定を利用するとそれらの比較検討をする手間が省けますし、自動的に一番高く買い取ってくれる業者やバイヤーに買い取ってもらえます。場合によっては相場よりも高く買い取ってもらえる可能性がある点が、大きなメリットとされています。
またブランド力やネームバリューが高い高級時計の買取の場合は、買取価格が為替と連動していることが多いです。
さらに日本の買取相場価格ではなく世界の買取相場価格で査定されるという特徴があり、オークション形式にすることで国内外の時計買取業者やバイヤーが入札できるようになっています。このような点から日本の買取相場よりも高く買い取ってもらえる可能性が高く、日本では価値がないとされている時計も買い取ってもらえる可能性がある点もメリットです。
一括査定のデメリット
時計買取の一括査定にはメリットだけではなく、デメリットもあります。その中でもよく言われているのが、買取が成立してからの振込に時間がかかることです。
実は時計買取の一括査定は店頭持ち込みではなく宅配買取の形式を取っているところが多く、一括査定のオークションが開催されるまでにも少し時間がかかってしまいます。振込も一括査定をしている業者ではなく、入札をした買取業者やバイヤーが買取金額を振り込んだのを確認してからなのでどうしても日数がかかりやすいのです。
一括査定の業者によっては2日から3日程度のところもありますし、遅くても1週間以内には振込が完了するところが多いとされています。そのためすぐに時計を現金化したい人にとっては、時間がかかる点がデメリットとなっているようです。
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